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Author:羽音さくら
羽音さくら(はおとさくら)です。
BL小説に目覚め、毎日のように妄想垂れ流しの♀。

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2008/04/20 (Sun) 22:52
神々の憂鬱…2

「入るぞ」
と父親はドアの向こうに向かって声を放った。

お前こそ、失礼なヤツじゃないか?前の神に向かってタメ口だぞ?

「ん?ああ、お前か。入れ。準備は出来ている。」

ドアの向こうから声が発せられ、ゆっくりと重たいドアを開ける。

「おお。君が新しい聖官か。」

前神、が俺に握手を求める。
「はじめまして。尚といいます。」
にこやかに作り笑いをし、握手を交わした。

すっげーーー美人。漆黒なつやのある長い髪に同系色の黒い目。

そして、きめ細かく、バランスのいい、顔。

うわーーーーーーー。優しそうな人。

「始めまして、尚。耀王と言います。名前は前から知っていたが、こんな可愛い子なんて・・・あいつもやるなー」

にっこり微笑んで見せるが、顔と言葉が最後のほうあってなかったようなきがする・・・

俺の気のせいか?

「可愛いなんて、男の私に使うものではないですよ?」

可愛いなんて、ほめ言葉にもなってねーー
心の中でつくつくづく思う。

「しかし。本当のことなんだが・・・・まぁ、君のような子はきっと私の子も喜ぶだろう。」

「おい、耀。さっさと現神にあわせろ。」

後ろでいらいらしながら『現』を強調しながら俺の父が言った。

「ん?ああ。そうだったな。忘れてたよ。」

「おい。いちをゆっとくが、食うなよ?」

食うって?なに?

「クス。解ってるよ。食べたらちょっと厄介なのがいるしね。」

にやっと笑いながら前神が後ろに目をやる。

「??」

俺も、同じ方向に目をやった。


そこにはいつの間にか前神とほとんど同じ顔をしていて、前神が髪を短くしたらこうなるであろうという感じの人が立っていた。

「あ。紹介するよ、尚君。いや、新しい聖官、私の息子だ。」

うわーーどうりで似てると思った。

「初めまして、神の祐夜(ゆうや)です。」

ニッコリと微笑みかけた。

「あ・・・はじめまして神。私は尚といいます。これからよろしくお願いします。」

俺も負けじと微笑み返す。

「へぇ。これが涼の息子かーーーかなり似てるなーーー癖の悪そうなところも。」

親父が祐夜って言う現神に言った。

「クスクス。私は父よりは一途ですよ?こう見えても。それより、いつも父があなたに迷惑をおかけているようで・・・・すみません。癖の悪い父親なんです。」

笑顔を崩さずに親父に言う。
なぜか前神が笑った。

「ははは、本当だよ。あとで君から、君の父親に優しくしやがれクソ野朗って言っといてくれる?」

「はい。解りました。でももう聞こえてると思いますよ?」









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