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Author:羽音さくら
羽音さくら(はおとさくら)です。
BL小説に目覚め、毎日のように妄想垂れ流しの♀。

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2008/05/05 (Mon) 22:37
猫を拾ったその日から…11


「いや・・・大丈夫。ちょっと考え事してただけだから。」
「・・・。」
一瞬、健二の顔が曇るが、怜が気づくことはなかった。

「で、裏庭行くの〜??」
にこりと微笑み、自分が購買で買ったパンを持ちあげる。

「んー。行く。腹減った〜」
「だね〜」

裏庭に着くと、芝生の上に、包みごと弁当を広げ、何も敷かずに、芝生にすわった。


「さすが、淳子さん。美味しそー」

確かに、母さんの作る食べ物は、美味い。
味にうるさい俺が言うくらいだから、間違いないはずだ。
母さんが作るご飯は美味しいだけじゃなく、すごくバランスと、食べ物の色の合わせ方がいいから、昼がいつも楽しみでならない。

「いただきます。」
きちっと、手を合わせて挨拶をしてから、ご飯を食べ始めた。

「食べながらでいいんだけどさぁ〜」
健二が、パンの袋を破くと、俺を真剣に見つめた。

「??ん、何?」
「噂の転校生となんかあっちゃったりした?」
「え・・・・??」

ばッと、健二の方をみると、顔はいつものようにヘラヘラ笑っていたが、眼が笑っていなかった。
今まで、こんな眼をするコイツをみたことがなかったためか、すごく健二が怖く感じる。

「どうなわけ?」
「え?なんで・・・・?」

いまさら、家に住むことになった。とは、普通にはいえない。
しかし、健二の目からは、誤魔化すな。という言葉が、視線で発せられている。
持っていた弁当と箸をおいた。

「転校生と廊下ですれ違ったとき、怜の様子がおかしかったから、なにかあるのかな〜。と思っただけだよ。」

 顔と視線が合っていない。

・・・・絶対疑ってる・・・・やっぱ、喋ったほうがいいのか?



「怜・・・・」



ポツリと健二が俺の名前を呟いた。


「・・・・」

夢でみた、優夜が俺の名を呼ぶ姿と、健二が重なり、何かを言い返すことが出来ず、黙って見つめ続ける。


「駄目だよ・・・・」


「え??」

何が駄目なんだ?


もう健二の顔から笑顔が消えていた。

ゆっくりと、健二の顔が近づく。

「え??おいっっ健二っっ!!」
後ろに逃げようとしたが、いつの間にか、俺の腕を健二が掴んでいて、離れることが出来なかった。





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       どっどうなる・・・怜っっ(゜゜)
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