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Author:羽音さくら
羽音さくら(はおとさくら)です。
BL小説に目覚め、毎日のように妄想垂れ流しの♀。

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2008/05/05 (Mon) 20:53
猫を拾ったその日から…10



「あ。そろそろ授業時間になるよー、怜、1時間目移動教室じゃなかったっけ??」
「だっけか?」

いくよー。と健二は扉まで走ると、俺に向かって手招きをした。

俺は手招きされてるほうに、駆け足で行くと、健二は微笑みながら俺の方に手を回してきた。

「?何??」
「何でしょー・・・」

健二はヘラヘラ笑うと、急に廊下をじっと見た。

「?健二・・・・どうした?」

不思議に思い、健二が見ているほうへ、視線を向ける。

視線の先には、優夜が無表情でこちらに歩いてきていた。
優夜と女子がすれ違うたびに、キャーっといいながら、女子が振り返りざまに顔を赤くしている。


「噂をすれば、かな?」

健二は可笑しそうに笑いながら、優夜を見ていた。


だんだんと、優夜と俺の距離が近づく。
なぜか、胸がドキドキと高鳴るのが分かる。


なんでドキドキしてんだ?俺・・・・っっ!!

昨日の夢が原因で、まともに顔が見れない。

「?怜・・・どうしたの?」
心配そうに顔を窺ってくる。

「いや・・・・」

優夜は俺に気づいたようで、視線が絡み合ったが、それだけで、相変わらず無表情のまま、俺らとすれ違うだけだった。


「・・・・」


ただそれだけのことに、なぜか胸がモヤモヤして、朝見たのが夢だっのだと思い知らせれた。







「なぁ・・・・、おーいっ聞いてる??」


「っっへ?」

驚いたように、勢い良く顔を上げると、呆れ顔の健二がいた。


「聞いてる?さっきからずーーーーと、問いかけてるのに・・・」
「・・・・え??そうだった?ごめん。で、何??」
「・・・昼ご飯、庭で食べようよ、って・・・」

「え?昼?」
きょろきょろ辺りを見回すと、クラスメイトたちは、弁当箱を出してどこかに行こうとしていた。


「大丈夫?もう昼だよ〜」
「えっ!!マジ!!さっきまで教室移動して、授業してたはずじゃ・・・」
「怜、どうしたの?保健室行く?」


 俺、かなりボーッとしてたんだな・・・昼になってたの気づかなかった・・・






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