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Author:羽音さくら
羽音さくら(はおとさくら)です。
BL小説に目覚め、毎日のように妄想垂れ流しの♀。

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2008/04/22 (Tue) 23:44
神々の憂鬱…4

「見てきた?」
一体何を?

ニコっと微笑むとなにごとも無かったかのように、椅子に座り込んだ。

「受け継ぎは何時から?」

唐突に質問を投げかけられ、頭が追いつかず、質問内容を頭でもう一度リピートした。

「え・・・あっ、今から一時間後です。」

壁にかけられている時計に目をやりながら答える。

「そう。じゃあ時間まで下がって良いよ。」

「かしこまりました。何かございましたら聖官の私にお申し付けください。…でわ、失礼いたします。」

これ以上、なにも問うこともなく、彼に背を向けて、隣の部屋へと急いだ。


なんなんだ。アイツ・・・・
あの猫のかぶりよう…

「俺と同じ…か・・・・。」

いけない、いけないっ。

ほっぺをペシペシ叩くと、早速、たまっている仕事に手をつけ始めた。

「……親父、最低でも自分の仕事ぐらい片付けてから引退しろよ・・・」

はぁ、とため息をし、肩を落としながら、机の上に山済みになっている書類を呆然と見詰め続けた。

        β


「う〜〜、やっと半分片付いた…」

ふと時計を見るともう少しで約束の一時間になるところだった。

「やべっっ!そろそろ行かないとっっ!こりゃあ、今日は徹夜だな・・・」

そう思いつつ、部屋を出て、神のいる部屋のドアをノックした。

「はい。どうぞ」

ドアの向こうから声が聞こえ、ドアをゆっくり開ける。

「時間になります。準備してください。」

「はぁ。ほんと面倒、神になった初日は休ませてほしいっつの。」

耳についている赤いピヤスが外の光を吸い込み、反射していた。

「神…会ってばかりの私が言うのもなんですが、失礼を承知で言わせていただきます。、いつ、どんなときでも、敬語をお使いください。神はすべての物事、理(ことわり)を動かすものです、そのようないい加減では、いつかこの世界や、いく年いけるものすべてが滅んでしまいかねますよ?」

神に仕える者…聖官として、そこは引けないのだ。
神が間違えをおかしそうになったら、それを戻すのもまた聖官の役目。
そこら辺の心得は、いい加減な尚でも肝に銘じてはいるのだ。

「・・・そうだね。済まなかったよ。ありがとう。なに、君が誤ることではない。なんせ、聖官として私のために言っているのだから。でも、話を聞いていると、いい加減ではなかったら、敬語使ってもかまわないって事だよね?」

ニコっと微笑み、俺を見た。

は?なに言ってんだこのアホ神わ・・・・
まぁ、理屈はそうなるかもしれないが…どうすればこんなこと思うのだろうか。
つくづく頭の回るやつだな・・・。

そう思ったが、しっかりと言葉は戻っていたため、言い返すことはしなかった。

「でも、素の自分をずっと隠し続けるのは無理があるのだが。」

困ったように腕を組みうなる。

…それもそうだよな。俺でも、素をずっと隠し続けるのには無理がある。

「でわ、こうしましょう。」
条件を出した。

「しっかりと神としての役目をやるのなら私と二人きりのときは、タメ愚痴を許しましょう。これでどうですか?」

「うん。・・・いい条件だ。じゃあ私からも条件を出していいかい?」

え??条件??
どんな条件を俺にするつもりだ?

思いもよらない発言に動揺する俺。

落ち着けっ、聖官がこれしきのことで乱れては駄目だっ!

「私がちゃんと神としての仕事をする代わり、君も私と二人きりのときだけでいいから、敬語やめて、タメ口で話してくれる?」

「それは無理な条件ですね……まぁ、しょうがない、従いましょう。では、神、そろそろ時間です。行きましょう。」

「ああ。あのさ、」




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